義眼とともに生活していると、乾燥や違和感など、日々の小さな困りごとに遭遇することが多くあります。
日々のお手入れは、義眼を衛生的に保つだけでなく、痛みや炎症を防ぎ、快適に義眼を使用するための大切な習慣です。
この記事では、私自身の経験と一般的な情報をもとに、義眼のお手入れ方法についてまとめています。
義眼のお手入れが大切な理由
義眼は、PMMA(ポリメチルメタクリレート)という種類の安全なプラスチック素材で作られていますが、人工物であるため、涙の循環が自然な目とは異なります。
そのため、次のようなトラブルが起きやすくなります。
- 乾燥
- 乾燥感(結膜の摩擦によって感じる不快感)
- 目やにが増える
- 目やにが乾燥してまぶたの縁にこびりつく
- まぶたのかゆみ・痛み
- 結膜の炎症
これらを防ぐために、日々のケアが大切になります。
毎日のケア
義眼は、最低でも1日1回は水道水で洗う必要があります。
私は朝に水道水で義眼を洗っていますが、下まぶたの縁に沿って乾いた目やにが義眼にこびりつくことが多く、昼と夜もお手入れをしています。
水道水で洗う以外に、以下の方法でケアをしています。
- 点眼(ヒアレイン)で乾燥を防ぐ
- ドライアイ用にもらっている点眼を使用。人工涙液でもOK
- 2つ携帯するのが面倒なので、ヒアレインを使っています。
- ドライアイ用にもらっている点眼を使用。人工涙液でもOK
- 清浄綿(水100%)で目やにをふき取る
- 特に目やにが多い時に携帯して使用。
清浄綿は、水以外のものが含まれていない「ママとベビーの水だけぬれコットン」を使用しています。
外出先でのケア
私は、目やにが多いため1日2~3回ケアをしています。
特に花粉症の季節は、さらに目やにが増えます。
外出先では義眼を外して洗うのが難しいため、次の方法でケアしています。
- 多目的トイレの水道で洗う
- 排水溝に義眼を落とさないように注意!
- 清浄綿(水100%)で拭き取る
- トイレの個室で、義眼の表面やまぶたの縁をケア
- 点眼(ヒアレイン)+ティッシュ
- 清浄綿がない時の応急手段
- 多めに点眼して目やにを流し、ティッシュで拭き取る
私も昔やっていましたが、義眼にキズがつく可能性があるため、ティッシュで擦るのは避けましょう。
乾燥対策
義眼での生活で、最も多い悩みが「乾燥」です。
義眼そのものが乾燥している場合もあれば、結膜との摩擦による“乾燥感”のこともあります。
どちらも、義眼に潤いを与えることで軽減できます。
- 点眼(ヒアレイン・人工涙液)
- 刺激が少なく、こまめに使える
- 清浄綿(水100%)
- 乾燥で固まった目やにをやさしく拭き取れる
- 刺激が少なく、個包装のため外出先でも使いやすい
乾燥は、痛みや炎症の原因にもなるため、早めの対処が大切です。

以前、義眼屋さんから「義眼が乾きにくくなる点眼(オイル)」を勧められましたが、義眼を水道水で洗う時のヌルヌル感が強く、私にはあいませんでした。
季節による変化
私はもともと目やにが多く、スギ花粉症もあるため、花粉の季節はケアがとくに大切になります。
また、冬場は乾燥しやすいため、点眼の回数を少し増やしています。
主治医からは、「花粉症用の目薬」と「乾燥対策の目薬」を併用する場合は、花粉症用の目薬を先に使うようにと言われています。
まとめ
義眼のお手入れは、乾燥や目やにといった日常の小さな不快感を減らし、快適に過ごすための大切な習慣です。
義眼は人工物であるため、自然な涙の循環とは異なり、どうしても乾燥しやすく、目やにが増えやすい傾向があります。
毎日の洗浄や点眼、清浄綿でのケアは、どれも特別なものではありませんが、続けることで痛みや不快感が感じにくくなります。
外出先では義眼を外せない場面も多いですが、清浄綿や点眼を上手に使うことで、無理なくケアを行うことができます。
乾燥や目やにの量は季節や体調によっても変わるため、その時々の状態に合わせて、できる範囲でケアを調整していくことが大切です。
自分に合った方法を見つけながら、無理のないペースで続けていければと思います。



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